出張マッサージで被害に遭った実例(東京)

30代男性・営業職/ホテル宿泊中のトラブル体験インタビュー

今回は、東京出張中に出張マッサージを利用し、“高額請求”と“写真詐欺”の被害に遭ったという30代男性・Aさんに、実際の体験をお聞きしました。
「口コミだけでは判断できなかった」というAさんの生の声は、今後利用を考えている人にとって非常に参考になるはずです。

きっかけは「疲れていたから」

― まず、出張マッサージを利用しようと思ったきっかけを教えてください。

Aさん:
東京に出張で来ていたんですが、連日の営業まわりで本当にクタクタで。
その日は新宿のビジネスホテルに泊まっていて、「このまま寝るより誰かにマッサージしてほしいな」と思って、スマホで“新宿 出張マッサージ 深夜”で検索しました。
ちょうど上のほうに出てきたサイトをクリックして、LINEで予約したんです。

写真のセラピストは「完全な別人」

― そのサイトの印象はどうでしたか?

Aさん:
セラピストの写真がすごくキレイで、20代前半で美容系の仕事もしていると書かれていました。サイトもそれっぽいデザインだったので、あまり疑いませんでしたね。
60分で8,000円と書いてあり、「まあ普通だな」と思って。

― 実際に来たセラピストはどうでしたか?

Aさん:
……まったくの別人でした。正直、年齢も40代くらいで、見た目も印象もぜんぜん違ってて。
写真のイメージを100とするなら、実物は30くらい。しかも名乗らず、自己紹介もなし。正直、断ろうかとも思いましたけど、ホテルの前まで来てるし、「まあ施術内容がよければ…」と思ってそのままお願いしました。

予期せぬ“オプション”の嵐

― 施術はどうでしたか?

Aさん:
最初にオイル代が1,000円、指名料が2,000円、あと「夜10時以降は深夜料金が必要」と言われて3,000円。
「話と違う」と思いましたが、その時点で玄関先にいたし、もう断りづらくて。
合計で14,000円になりました。結局、支払ってしまいましたが、どれも事前に書いてなかった金額です。

施術自体も、正直うまくない。力加減も一定じゃなくて、素人感がすごかったです。途中で、「特別な施術どうですか?」と耳打ちされて、断るのも気まずかった。

心理的に「断れなくなる」空気

― その時、怖さは感じませんでしたか?

Aさん:
怖いというより、「断ったら面倒なことになりそう」という心理でしたね。
部屋にいるのは自分と相手だけ。何か起こっても証拠もないし、下手に刺激したくない。
そう思って、全部受け入れてしまったんだと思います。

後から考えると、自分にも落ち度があったとは思います。でも、予約時に聞いてない追加料金がどんどん出てくるのは、明らかにおかしいですよね。

利用後の後悔と反省点

― 終わってからの感想を正直に教えてください。

Aさん:
めちゃくちゃ後悔しました。お金も時間も無駄だったし、自分が情けなかった。
「便利そう」とか「すぐ来てくれる」とか表面的な情報に流されて、きちんと調べなかったんですよね。

今は、ちゃんとした整体か、駅前のサロンに行くようにしています。出張マッサージを否定するわけじゃないけど、**「見えない部分が多すぎる」**と思います。

まとめ

誰にでも起こりうる「身近なトラブル」
Aさんのように、疲れたとき・深夜・出張先のホテルで一人という状況は、冷静な判断を鈍らせがちです。
そして、その隙につけ込んでくる悪質な業者は、東京には今も一定数存在します。

「写真通りじゃなかった」
「金額がどんどん上がっていった」
「断れない雰囲気にのまれた」

これは特別な人の話ではなく、誰にでも起こりうることです。

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