三陸海岸を代表する景勝地として知られている碁石海岸は、半島の先端近くの碁石浜に碁石のような黒色の丸い小石があることが名の由来となっています。松の深緑と透き通った海の青、海食による荒々しい海岸線とのコントラストはまさに絶景で、「国の名勝・天然記念物」「日本の渚・百選」にも選定されています。
岬一帯の松林は、文化13(1816)年に防潮防風林として地域の住民により植林されたのが始まりで、その松林を縫うように総延長約4kmの遊歩道が整備され、「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも選定されています。
見どころは海食作用により大きな岩の基底部に3つの穴が空いた「穴通磯」や向かい合うように切り立つ高さ数10mの断崖「乱曝谷」、まさに雷鳴のような音が聞こえ、「残したい日本の音風景百選」に選定されている「雷岩」などです。 |