宮古市は太平洋に面し、その海岸線は当市を境に北は日本でも最大規模の隆起海岸、南は世界的にも代表的な沈降式リアス海岸の壮大な景観が広がります。
宮古市の代表的な景勝地・浄土ヶ浜は、昭和29年4月に岩手県の名勝に指定(第一号)、翌30年5月には国立公園に指定され脚光を浴びました。浄土ヶ浜の名は、300余年前に霊鏡和尚がこの地を訪れ「浄土もかくや」と驚嘆し、名付けたと伝えられます。白い浜の石(石英粗面岩)と赤松の緑、澄んだ入り江の海と空の青が巧みな調和を見せており、松の緑がその美しさになくてはならないものになっています。
浄土ヶ浜は、平成8年に「日本の渚・百選」、平成13年には「かおり風景・百選」に、平成18年には「日本の快水浴場百選(海の部:特選)」にも認定されました。波静かで透明度が高く、周辺には展望台や遊歩道もあります。 |